タイがお薦め
一昔前の海外ツーリングの人気が高い国と言えば、アメリカやオーストラリアでした。
アメリカはハーレー・ダビッドソンの本場の地として、オーストラリアは映画「マッドマックス」の聖地として現在でも人気が高いですが、近年の海外ツーリング事情を見ると、東南アジアが注目されてきています。
東南アジアの中でも「微笑みの国」として日本でも親しまれているタイは、貨幣価値が低いバーツで安く行けますし、近代的な顔と古き良き文化の顔が混在していて、観光地としての見どころは満載です。
そのタイの中でもサムイ島は、タイ本土では味わえない大自然を満喫する事が出来るので、ツーリングスポットとして一押しします。
タイのレンタルバイク事情
タイでは日本よりもバイクが普及していて、日本のバイクメーカーが125ccの小排気量車を現地生産している関係上、このタイプのバイクが大人気です。
150cc以上になると税金が跳ね上がる事と、コンパクトな車体の方が渋滞をすり抜けする時に便利な点が、人気の秘密の様です。
タイでは新車の値段が日本とほぼ同じですから、レンタルバイク料金も高くなく、新しいタイプのバイクで一日200バーツ、古いタイプのバイクで150バーツと、ワンコインプラスの料金で借りる事が出来ます。
街中ではレンタルバイク屋も多く、タイの自営業者の副業としては、No.1の人気を誇っています。
税金や営業許可が要らないと言う点も、人気の理由の様ですね。
ツーリングスポットとしてのサムイ島
レンタルバイク屋が多いのはサムイ島も同じで、人通りが多い商店街には「Rent」の看板が軒先に吊るしていますから、簡単にレンタル屋を探す事が出来ます。
バイクをレンタルする時に必要な物はパスポートで、これが保証金の代わりになります。
勿論大事なパスポートを預ける訳ですから、コピーを取っておく事をお薦めします。
タイでは3番目の大きさを誇るサムイ島は、観光地としても人気が高く、近年ではリゾート開発が進んでいます。
人気が高いと言っても観光客はヨーロッパからの旅行者が多く、日本人はまだまだ少数派でありますが、逆にそれが南国の異国感を味わえる要素の一つになっています。
サムイ島の有名観光スポットは幾つかありますが、そのどれにも共通しているのは、「自然と美しい海景色が味わえる」と言う点でしょう。
特にリゾート化が進んでいる東海岸には、「チャウエンビーチ」や「ラマイビーチ」等の有名なビーチが多く、木陰や砂浜でゆったりとして、日常の疲れを癒し、心身共にリフレッシュするには最適です。
「観光地化されたビーチよりも自然を味わいたい」と言う方には、西海岸の小さなビーチと、島の内陸部にある「ナンムアンの滝」がお薦めです。
西海岸にある「サンセットビーチ」は夕日の美しさを堪能出来て、「ナンムアンの滝」では、生い茂るヤシの木から注ぎ落ちる滝の景色を楽しめます。
リゾート開発が進んでいるサムイ島と言っても、道路事情は余り良くなく、路面に砂が浮いている所が多いですから、転倒には十分注意する必要があります。
バンコク市内と比べても車や人が少ないので、ここはスピードを落として、ゆっくりと自然を楽しんでみるのが良いでしょう。