若者のバイク離れで人気となっているレンタルバイク
オートバイは若い人の乗り物という感じがするのですが、新車購入者の平均年齢を見ると、なんと51歳という結果が出ているのです。
これは日本自動車工業会が2013年のデータとして公表しているのですが、若い人がバイクから離れている状態となっていることがよくわかります。
実は二輪の国内販売台数を見ると「右肩上がり」という状態なのです。
それなのに若い人はバイクに乗りたがらない、昔では考えられないことです。
以前は、若い時にバイクにのっていて、年齢が上がっていくと四輪になる、という傾向が見られたのですが、今の若い人はバイクにそれほど魅力を感じていないのです。
しかしバイクに乗っている人たちを見ると、中年層が確かに多くなっていますが、若い人たちも見かけます。
中古車購入者の中には、若い世代が多いという事も事実で、若い世代もバイクは欲しいともう人がいる、でも、メンテナンスなどを含めて面倒、結婚や妻の出産で、バイクを楽しむという時間が無くなって売ってしまったという人も多いという事もわかります。
レンタルバイクは若い人が利用している
自分が保有しなくてもレンタルでバイクを楽しめる、レンタルバイクは、若い層に大人気です。
なぜこれほどレンタルバイクが人気となっているのかというと、バイクを購入できないからレンタルするという単純明快なものです。
でもこうした理由でもない人たちもいます。
購入しなくても手軽に借りることが出来て、しかも色々なオートバイに乗る事が出来るから、保有しなくてもレンタルバイクの方が楽しめるという意見です。
確かに、レンタルバイクには色々な種類があり、保有している場合、持っているバイクに乗るという事になりますが、レンタルで利用するのなら、いろいろなバイクをためしのりするように楽しむことができるのです。
スキーやスノボーの板、ウエアなども、レンタルして利用する若者が多くなっていて、手ぶらでウインタースポーツを楽しむという世代です。
ブランドバッグですらレンタルできるようになっているのですから、物を購入して保有するというマニア的な発想ではなく、必要なときに利用するという発想になっていると考えることができます。
バイクに乗る時メンテナンスが面倒
バイクはメンテナンスをクルマ以上にしておくべきもので、車と比較すると確かに手間がかかります。
そのため、メンテナンス不要なレンタルバイク人気が集まっているのもわかります。
こうした余裕が、今の若い人にないという事もレンタルバイクが人気の要因といえるのですが、日本全体が不況からまだ足を抜くことが出来ず、ぜいたく品ともいわれるバイクを購入して保持する余裕がないともいえます。