いつから半額になるの?
バイクが高速道路を利用する際には、かかる料金は軽自動車と同じ区分となっています。
これは普通自動車の8割の料金で、普通自動車と比較すると若干リーズナブルです。
しかし多くのライダーにとっては、軽自動車と同じ区分でも割高だと感じる人が多く、バイク料金を設定して欲しいという声が出ていました。
そうしたライダーたちの希望によって実現したのが、2022年4月から実地される予定となっているバイクの定率割引き制度です。
この制度が施行されると、バイクの高速料金は普通自動車の半額となり、とてもリーズナブルになります。
今回の施行は試験的なものであるため、施行される期間は2022年4月から11月までと限定されています。
またこの期間なら毎日割引となるというわけではなく、土日や祝日などレジャーライダーを対象とした制度となっています。
半額対象となる条件は?
バイクの定率割引き制度の対象となるのは、高速道路で100km以上の走行をするバイク、そしてバイクにETCもしくはETC2.0が搭載されていることが条件となります。
この条件を満たしているバイクなら、施工期間中の週末や祝日には定率割引き制度の対象となり、高速道路利用金が普通自動車の半額となります。
定率割引き率は、普通自動車の50%と規定されているわけではありません。
厳密に割引率を計算すると、「現在の37.5%引き」となります。
現在の料金が普通自動車の8割のため、計算すると普通自動車が支払う高速料金のちょうど50%となるわけです。
またこの割引きは、全国すべての高速道路が対象となるわけではなく、東京や大阪の近郊エリアは対象外となっています。
そのため、毎日の通勤で利用する人にとっては残念ながら割引の恩恵を受けることは難しいかもしれません。
バイクの定率割引きは、バイクの排気量や車種に関係なく、現在軽自動車と同じ高速料金を支払っている全ての二輪バイクが対象となります。
今後の課題
バイクの高速道路料金に関しては、オリンピックの時期には一時的に値上がりするなど状況に応じて影響を受けやすい傾向があります。
オリンピック開催期間中の値上げに関しては2021年9月に既に終了しており、現在では従来の料金に戻っています。
2022年の4月から11月の割引に関しても、まずは試験的に行うために期間限定となっており、割引期間が終了した後の取り扱いに関してはまだ明確な決定は下されていません。
もしかしたらそのまま割引率が定着して継続するかもしれませんし、従来の料金に戻ることも考えられます。
バイクで高速道路を利用することが多い人は、こうした料金面の変動に気を配り、値上げされるような時期にはできるだけ首都高は避けるとか、値下げの時期に合わせてツーリングを計画すると良いでしょう。
料金を念頭に入れながらレジャーの計画を立てたいものです。