マスツーリングは退屈しにくい
ソロツーリングは一人でひたすらバイクを走らせるからこその醍醐味があるものですが、一方で退屈しやすい面を持ち合わせています。
とくに見どころがないような道を延々と走り続けることも多く、そんなときにはどうしても退屈してしまいます。
しかしマスツーリングなら、そんなときにも退屈せずにバイクを楽しむことができます。
まず、誰かと一緒に走っているという感覚を味わうだけでも退屈が紛れます。
何もない光景を眺めながら延々と走るよりも、仲間の背中や走っている様子を見ながら走る方が退屈せずに済みますし、インカムを使っていれば走行中に話をして盛り上がることもできます。
このメリットは休憩中でも同様で、ツーリングでは周囲に何もないようなところでぼんやりと休憩することもあります。
そんなときでも、マスツーリングならおしゃべりを楽しみながら時間を過ごすことができるでしょう。
移動中ちょっと退屈したときでさえ、それをネタにして楽しい話ができます。
体は休ませつつ心は活発になっている、そんな充実した休憩時間を過ごすことも可能なのです。
仲間と一緒なら思い出に残りやすい
ソロツーリングの思い出も格別なのはもちろんですが、仲間と一緒だといろいろな場面が思い出に残りやすくなります。
退屈な場面でさえ、みんなで退屈な時間を紛らわせた記憶がよい思い出になるでしょう。
また、頑張って仲間についていこうと努力した場面や、まだ経験が浅い仲間をフォローした場面なども後で振り返ってみればとてもよい思い出になるものです。
ツーリング先で見た素晴らしい景色、素晴らしい経験を仲間と共有することで、単なる思い出の枠を超えた人生の大切な宝物にもなるでしょう。
ツーリングしている感が味わえる
ソロツーリングの経験を積んでいると、やることの一部がルーチンになってしまう面もあります。
当たり前にできることは淡々とこなしてしまう分、退屈しやすくなってしまうのです。
しかし仲間と一緒なら、隊列を組む、うまく車間距離を確保する、周囲に迷惑をかけずに走行するといったソロツーリングにはない配慮が必要になりますし、仲間と協力しての作業が必要なこともしばしばあります。
こうした機会がルーチンに陥りがちだったツーリングをより刺激的なものにしてくれますし、ツーリングしている気分を高めてくれます。
そしてもちろん、隊列を組んで走る経験そのものが非日常的なツーリング感をもたらしてくれる点も重要なポイントです。
ほかにも、万一のときに安心できる、仲間がトラブルに見舞われたときにカバーしあえるといった点もマスツーリングの魅力として挙げられるでしょう。
みんなで協力してトラブルを解消できたときも、ツーリングしている感を味わえるものです。