1. >
  2. >
  3. 空冷エンジンの魅力とは

空冷エンジンの魅力とは

続々と絶版になって姿を消そうとしている空冷エンジン

バイクを走らせることで、エンジンに発した熱を外気の空気を利用することで冷却するシステムを採用しているのが空冷エンジンです。
水冷エンジンと並ぶバイクのエンジンの代表格です。
しかし、近年になってこの空冷エンジンが続々と絶版になっており、市場から姿を消そうとしています。

空冷の単気筒エンジンを採用していたヤマハのSR400が生産終了したことで、いよいよ空冷エンジンの消滅が時間の問題になってきたと言われています。
とくに排気量が大きなバイクではほとんど見かけない状態になっており、ファンの間では嘆きの声も聞かれています。
小排気量のバイクではまだ空冷エンジンを採用しているモデルが見られますが、今後空冷エンジンが巻き返す可能性は極めて低いと言わざるを得ないでしょう。

絶版・生産終了が相次ぐ理由として挙げられるのが、空冷エンジンが抱えている問題点・デメリットです。
まず基本的な問題点として、水冷式に比べて冷却能力が落ちる点があります。
外気を利用してエンジンを冷やす仕組みのため、どうしても周囲の影響を受けやすい状況にあります。
例えば猛暑で外の空気では十分に冷やせない、あるいは渋滞などで走行中の風で冷やすのが難しい状況などでは、冷却効果が十分に発揮されないのです。
そうなれば、熱の上昇によってエンジンの故障リスクも高まってしまいます。

そしてもうひとつ、現代社会ならではの大きな問題点となっているのが環境への問題です。
安定して冷却効果を発揮できる水冷エンジンと比較して、空冷エンジンは上記のように外気の状況に影響されやすいため、エンジンの温度が安定しにくい難点を抱えています。
そのためガソリンが燃焼する温度も不安定になりやすく、燃焼温度が低い状態だと炭化水素の排出量が上昇してしまうなど、環境に負荷をかけてしまう恐れがあるのです。
近年になって排出ガス規制が厳しくなってきたことで、空冷エンジンでは対応できないケースも出てきています。

空冷エンジンならではの魅力とは?

このように空冷エンジンが市場から姿を消しつつある背景に時代の流れにうまく適応できていない面があるわけですが、一方でこのタイプのエンジンだからこその魅力もあります。
その中でもまず挙げられるのが、シンプルな構造です。
例えば冷却エンジンのように冷却水を通すための配管などもなく、冷却水やラジエーターもありません。
シンプルなので軽量、しかもメンテナンスがしやすいなど、扱いやすい面を備えているのです。

そしてもうひとつ、このシンプルな構造がもたらす外観の美しさがあります。
とくに空冷ファンの美しさに魅了されているバイク好きがたくさんいます。
シンプルだからこその機能美や、クラシックな雰囲気が大きな魅力となっています。
ほかにも、空冷ファンならではのエンジン音を評価する声も多く、多くのファンから市場から消えていくのを惜しむ声が上がっているのです。

Similar Articles

料金所のちょいバ... チケットの発券機の前をちょっと行き過ぎてしまうとバックが必要になる バイクの弱点のひとつとして、「バックが面倒」が挙げられます。車のように簡単にバックできませんし、自転車と比べて重量があるのでバックさせている間にバランス […]
ツーリングの心得 ツーリングを楽しむのならマナーを守って 春、秋、ツーリングを楽しむことができる季節になると、バイク乗りの方々がグループで、楽しそうにツーリングされている姿をよく見かけます。 肌に心地よい風を浴びながら走るツーリングは、仲 […]
楽しみ方 ソロツーリングの薦め バイクで旅に出る事をツーリングと言いますが、ツーリングの種類も色々あります。複数のライダー達と集団で走るマスツーリングの他、後部座席に家族や友人、恋人を乗せてのタンデムツーリング、そして一人でのソロ […]
強くブレーキをか... ブレーキで前のめりになるのが怖いと感じる人が多い バイクを運転するうえで恐怖を感じることが多いのが、「カーブの際にバイクを傾けること」「ブレーキをかけたときに前のめりになってしまうこと」です。どちらも転倒のリスクがついて […]
ナイトツーリング... ナイトツーリングは渋滞がなくスムーズに走行できるところや、夜景を楽しめるところが醍醐味です。ナイトツーリングにおすすめのコースや注意点について紹介します。 ナイトツーリングおすすめコース 都内にはたくさんのナイトツーリン […]
疲れないライディ... バイクライフをスタートし、ツーリングをしてみたけれども、長距離移動に疲れてしまうバイカーが少なくありません。ここでは、疲れないライディングフォーム、グリップの握り方、バイクの取り回しなどを紹介します。 ライディングフォー […]
レンタルバイクが... 若者のバイク離れで人気となっているレンタルバイク オートバイは若い人の乗り物という感じがするのですが、新車購入者の平均年齢を見ると、なんと51歳という結果が出ているのです。 これは日本自動車工業会が2013年のデータとし […]
B-Renta B-Rentaの特徴 B-Rentaは首都圏と大阪府、そして島根県にショップを持ち、バイクのレンタルサービスを行っています。店舗に来店してレンタルすることはもちろん、電話やインターネットからの予約も可能です。オプションで […]
バイクのエンジン... 人を魅了するバイクのエンジン音の醍醐味 バイクの魅力のひとつがエンジン音です。あの体を揺さぶるような音がたまらないという人も多いものです。しかもバイクの車種によっても音が異なり、バイクの個性のひとつとも言えます。バイクを […]
海外でバイクに乗... 海外でバイクを楽しむためには、日本国内の運転免許証だけでは不十分です。海外では、多くの場合「国際運転免許証」が必要になります。この記事では、国際運転免許証の発行方法や注意点についてわかりやすく解説します。 国際運転免許証 […]