近年増加している
現在は第三次バイクブームと呼ばれ、中高年のリターンライダーが大変増加していますが、中高年ライダー以外にも、女性ライダーが目に見えて増えて来ています。黒い革ジャンに身を包み、颯爽とハーレーにまたがる女性ライダーを目にする機会も、近年では珍しく無くなっていますね。
一昔前までは大型バイクの免許を取得する為には、各地の運転免許試験場での飛び込み試験を受けなければならず、その合格率も14%前後と大変狭き門で、一部では「司法試験よりも難しい」と言われていました。
その後の免許制度改革によって、自動車学校でも大型バイクの免許が取得出来る様になり、大型バイクユーザーが増えて来ました。
また大型バイクユーザーが増加した背景には、円高の影響で外国メーカーの輸入バイクはもとより、国産の輸出専用車も逆輸入車として比較的手軽に購入出来る様になった事が大きいと思います。
高価で乗りたくても乗れなかった高嶺の花の大型バイクが、昔に比べると安価で購入出来る為、憧れのハーレー・ダビッドソンや、トライアンフ、ドゥカティにのるライダーが増えています。
男性ライダーのみならず女性も同様で、それらの大型で一人でのツーリングに出かける女性ライダーも多く見かける様になりました。
ツーリングはソロで
ツーリングの基本はソロツーリングですが、女性にとって一人旅は何かと心細いと思います。
何かメカニカルトラブルがあっても、マスツーリングでは男性が手助けをしてくれても、「ソロでは自分で全て解決しなければならないのではないか」と、不安に思う人が多いでしょう。
しかしその心配は無用で、困っている女性ライダーを見過ごす男性ライダーは、皆無と言っていいでしょう。
女性一人のツーリングでのメリットは、周囲から良く声を掛けられる事ですね。
ツーリング先で出会った男性女性ライダーだけでは無く、各都道府県の白バイ隊員から声を掛けられることもあるようです。
パトロール中に他府県ナンバーの女性ライダーを見掛けると、少々危なっかしく見えるのか、気を付けて走行して欲しい気持ちが出てくる様ですね。
最近では女性の白バイ隊員も珍しくありませんから、路上が同性同士での情報交換の場にもなっています。
昔からソロツーリングの女性ライダーはモテると言うのは定説でしたが、女性ライダーの人口増加に伴ってこの傾向は更に強くなっています。
やはり男性ライダーからだけでは無く、一般男性にも女性ライダーは魅力的に映るせいか、思わず声を掛けたくなる様で、出会いが少ないと嘆いている女性ライダーの方は、出会いを求めてソロツーリングに出かけてみるのもいかがでしょうか。
マスツーリングと違ってソロツーリングには、自由に自分のペースで走行出来ると言うメリットがあり、ツーリングの楽しみを自分一人で独占出来る事が出来ますから、一度経験してしまうとその魅力に取り憑かれてしまう事でしょう。